2009年7月15日
江戸東京野菜に興味を持つと必ず「どこで買えるの!」「どうやって食べるの!」の質問がある。買っても食べ方がわからないと消費者は野菜の前で躊躇する。売り場にはレシピは必須で、生産者や店の人にも知ってもらおうと、インターネットの「江戸東京野菜ネット」で野菜のソムリエで食育・野菜料理コーディネーターの酒井文子先生が江戸東京野菜のレシピを紹介している。
先月、馬込半白キュウリが旬を迎えたことから、小金井市のNPOが企画した「江戸東京野菜スタディー&カフェ」は好評だった。スタディーでは伝統野菜の歴史などの話をさせていただいたが、カフェタイムは酒井先生の料理で馬込半白のコース料理が圧巻だった。
前菜三品から始まって。スープ、フライ、そしてサラダで最後はデザートと、まさに馬込半白キュウリづくし。ほんの一口ずつだったが、一品ごとに変わる味わいに、しかも作り易いものばかりだから、参加者は「美味しい! 家で作ってみる」という反応だ。この企画、日頃は地場産野菜を使った料理店だが、当日は厨房まで借切って、午前、午後の二回行われた。
ゲストには生産者もいて、旬の江戸東京野菜がお土産に付いて参加費は三八〇〇円。土浦、成田、横浜からの参加者もいて盛況だった。次回は十月、江戸東京野菜が出回り始めると毎月ネットで案内される。